天才幼女錬金術師に転生したら、冷酷侯爵様が溺愛パパにチェンジしました!2
ディートハルトがすり鉢を押さえ、せっせとライナスがすりつぶす。その横で、ミリエラがすり鉢を押さえ、体力自慢のカークがすりつぶす役を引き受けた。
「兄上、これはなにになるの?」
「これは、花火を赤い色にするための材料だね。これは、魔石なんだ」
「へぇぇ! すごい!」
用意した魔石には、事前にマナを注入してある。マナを注入する作業はとっても地味なので、ライナスには楽しいところだけ楽しんでもらおうというつもりだ。
(……いい感じ)
兄弟での共同作業を、ディートハルトもライナスも楽しんでいるようだ。
「カーク、そのくらい。それから、そっちの鉢に入れて」
「任せろ!」
それから、青の魔石、緑の魔石、黄色……と、どんどん皆で協力して魔石をすりつぶしていく。
少し離れていたところから作業を見守っていた父が、頃合いを見計らったところで錬金釜を火にかけた。
「ここからは危ないから、私がやろう。殿下、こちらに鉢を持ってきていただけますか?」
「うん!」
ライナスの錬金術体験なので、王子に鉢を運ばせてしまう。それから父は、王妃の側に行くようライナスを促した。
「兄上、これはなにになるの?」
「これは、花火を赤い色にするための材料だね。これは、魔石なんだ」
「へぇぇ! すごい!」
用意した魔石には、事前にマナを注入してある。マナを注入する作業はとっても地味なので、ライナスには楽しいところだけ楽しんでもらおうというつもりだ。
(……いい感じ)
兄弟での共同作業を、ディートハルトもライナスも楽しんでいるようだ。
「カーク、そのくらい。それから、そっちの鉢に入れて」
「任せろ!」
それから、青の魔石、緑の魔石、黄色……と、どんどん皆で協力して魔石をすりつぶしていく。
少し離れていたところから作業を見守っていた父が、頃合いを見計らったところで錬金釜を火にかけた。
「ここからは危ないから、私がやろう。殿下、こちらに鉢を持ってきていただけますか?」
「うん!」
ライナスの錬金術体験なので、王子に鉢を運ばせてしまう。それから父は、王妃の側に行くようライナスを促した。