恋した先輩には病みがある!?
抱きしめられて心臓がもはやドキドキではなくドコドコ鳴り響いていますが、それよりも先輩の様子が気になります。
「無条件で名前を呼ばれるあいつがずるい」
そうつぶやくと恋桃を抱きしめる力が強くなりました。
「あ、あいつ!?」
「俺のことはめったに名前で呼ばないのに、何であいつは・・・」
先輩の言うあいつとは奥田君のことですよね。確かに名字(なまえ)で呼んでいました。
どうやら先輩は人を三人称で呼ぶときは少々雑になるようです。
いえ、今は新発見をしたことを喜んでいる場合ではありません。
先輩が何を嫌がり、何を恋桃の求めているのか知らなければ。
「先輩は、恋桃に名前で呼ばれたいんですか?」
「・・・・・そうだよ」
そんなことをお願いするためにこんなにうなだれているんですか。
先輩・・・いえ、あなたが許してくてるのなら何度だって呼ばしていただくのに。
「無条件で名前を呼ばれるあいつがずるい」
そうつぶやくと恋桃を抱きしめる力が強くなりました。
「あ、あいつ!?」
「俺のことはめったに名前で呼ばないのに、何であいつは・・・」
先輩の言うあいつとは奥田君のことですよね。確かに名字(なまえ)で呼んでいました。
どうやら先輩は人を三人称で呼ぶときは少々雑になるようです。
いえ、今は新発見をしたことを喜んでいる場合ではありません。
先輩が何を嫌がり、何を恋桃の求めているのか知らなければ。
「先輩は、恋桃に名前で呼ばれたいんですか?」
「・・・・・そうだよ」
そんなことをお願いするためにこんなにうなだれているんですか。
先輩・・・いえ、あなたが許してくてるのなら何度だって呼ばしていただくのに。