最愛の日々にピリオドを、



「総合科目の授業の出席、3週連続で間に合わなくてさ。うわぜってーもう単位落ちたわって思ってたら、同じように絶望した顔して後ろの扉を開けれなくなってるやつがいて」

「…………」

「それが、呉羽と喋った最初。覚えてる?」

「…覚えてるよ、一人暮らしで学校近いくせに遅刻してくる呑気な人だと思ってたし」

「一人だからこそ起こしてくれる奴がいねえんだわ」

「って、4年前も言ってた絶対」

「よく覚えてんな、たぶん言ったけど」


何を呑気に昔話を始めるんだ。これ以上、思い出して辛くなってどうするんだ。
それなのに、夕雅は私の気持ちを置いていって楽しかった大学生活を振り返る。



「あと、呉羽の友達がサークル終わるの待つとか言うから暇だし一緒にいてやった」

「学校の周り散策して土地に慣れたいからついてこいよって言ったんだよ、そっちが」

「なんだそのだっせえ誘い文句」

「この人方向音痴そうだもんな、って思ってついてったけど」

「結果呉羽のスマホが一番方向音痴だったやつな」

「大学以外何もないから、本気で帰れなくなるかと思ったもん」

「あと、焼き芋のトラック授業中に外見てたら見っけて、4限サボってふたりで探しまくった」

「うわ、覚えてる。しかもあの授業普段出席取らないのにあの日だけとってたんだよね」

「そー、そんで期末レポート死ぬ気で本気出した」

「はは、懐かしすぎるんですけど」



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