最愛の日々にピリオドを、




「―――まあ、そうだな」

「………」

「コンビニ行ったら、アイス見て思い出すし、ケーキ屋のモンブラン見たら、衝動で買っちゃいそうだし、柿ピーのピーナッツは無意識によけそうだし、疲れたなって思って一番に連絡したいのって多分変わんねえし、死ぬほど会いてえなって思っても、きっと連絡できねえよ」

「…………っ、」

「婚期なんていくらでも逃せばいいと思うし、むしろ彼氏なんかしばらく作るなよって思うし、でも案外素直で可愛いところがばれたらすぐに人のもんになるんだろうなって思う。呉羽は『一番幸せになってほしい』って言ったけど、俺はそんなこと思えない」

「………ゆうが、」

「俺は、なんで俺が呉羽のこと幸せにできないんだろう、って思う」

「………ッ、」

「でも、このままじゃダメなんだってことも、わかってるし、どんだけ後悔しても、間違いじゃないって思うよ、俺は」



呼吸さえうまくできない。頬を伝う涙に夕雅は手を伸ばした後、触れる前にひっこめた。
あなたはもう彼氏じゃなくなるから、簡単に触れてくれることもなくなってしまう。

上手く言葉にできなくて、ただ、首を縦に振った、わたしも全部、同じだ、それを伝えたいから、頑張って言葉にしたかった。



「もう、こうやって呉羽が泣いてても飛んでけないんだぞ、俺は」

「………わ、かってるよ、」

「……だから、他のやつとかに頼る前に、全部ここで泣いてって」

「――――――っぅ、」

「この部屋出るまでは、彼氏面するし、呉羽の一番は俺だし」

「………っ、」

「でもも、やっぱさ、もっと楽しい話しようぜ。4年間、俺ら笑ってる時間のほうが圧倒的に多かっただろ」



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