最愛の日々にピリオドを、


寂しい、じゃなくて、
そばに居て、って言ってくれていた。

弱いところを認めるんじゃなくて、
あなたがいるから強いんだと言ってくれているようだった。




だから、最後にそうやって泣くのは狡い。
私たちははっきりと別れを選んだから、思っていることを言える関係になった。もしこのまま関係を続けていれば、大学1年生だったあの頃の話もしなかったし、最初からずっと両想いだったことなんて知らないままだったろう。


今があるのは、未来を見据えたからで。
今一緒にいるのは、過去があったから。


自分たちが変わるつもりがなくても、周りは変わっていくし、時間は過ぎていく。大人になってくことをやめることはできないし、それに抗うこともできない。
どれだけ環境が変わっても変わらないと言い切れる気持ちを、これからもずっと大切にして一番と思い続けられるとは限らない。


未来を、縛りたくない。
幸せになってほしい、でもその隣には私がいたかった。ずっとわたしのこと忘れないで欲しい、わたしはきっとあなたのことを忘れないから。





それでも、夜は終わる。ゆっくりと、朝になる。
日付が変わる、明日が今日になれば私たちは終わってしまう。

これまで一番知っていた存在は、これから一番知らない人になる。その怖さを、私たちはもう今の時点でわかってしまっている。


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