"密"な契約は"蜜"な束縛へと変化する
ツッコミどころが満載で何も言えないが、いつも通りの変な秋吾さんで緊張が解れた。何で勉強したのかを気になるけれど、知りたくないのであえて聞かないことにしよう。

「萌実さん、では、失礼致します……」

秋吾さんは私の浴衣の帯を解いていく。浴衣を脱がされ、下着姿になる。

「凄く綺麗です……!」

そう言った秋吾さんは私の頬を撫でて、唇を塞いでくる。うわぁ……、最初から濃厚なキスなんだ。キスに夢中になっていると、秋吾さんの手が胸元に置かれ、ブラジャーの中に指が滑り込んでくる。

「んっ…… 、」

吐息のような声が口から漏れて、次第に甘い声に変わっていく。秋吾さんの指が、舌が、私の身体を蕩けさせてきて頭が真っ白になりそう。

「大丈夫ですか?」

「 ……はい、大丈夫です」

私は肩で息をしていると思えるくらいに、呼吸が乱れていた。秋吾さんから与えられる快楽にぐったりしている。

「そろそろ限界なんですが、試してみても良いですか?」

私は声を出さずに頷いた。秋吾さんと目が合った瞬間に下半身に痛みが走る。耐えられなくはなさそうだが、痛くて秋吾さんの背中に思い切り爪を立ててしまう。

「萌実さん、痛かったら無理しなくて良いですからね」

そう言った秋吾さんはゆっくりと腰を動かした。私の身体は知らず知らずのうちに快楽に身を任せるようになり、自分から秋吾さんにキスをせがんだ。

秋吾さんの熱い吐息が首筋にかかる。身体を重ねるのはこんなにも幸せで、気持ちの良いものなのだと初めて知った。

好きな人だから、余計にそう思うのかな……。
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