リスタート〜さよなら、私の初恋〜
「お母さん、私ちょっと散歩行ってくるね」
いつの間に合か仕事から帰ってきて、キッチンでご飯の用意をしていたお母さんにそう声をかけて、家を出た。
「瞬」
公園に入ると直ぐに、ベンチに瞬の姿を見つけた。
「陽向」
瞬も私に気づき、私の名前を呼んでくれた。瞬に名前を呼ばれるの、昔から好きなんだ。
「急に呼んだのに来てくれてありがとな」
柔らかい笑顔でそう言った瞬は、いつも以上に輝いて見えた。
「別に……こちらこそありがとう」
素直に感謝するのが恥ずかしくて、段々声が小さくなって言った。
「で、なにかあった?」
私が瞬の隣に座ると、私の顔を覗き込みながら聞いてくれた。もう、告白しちゃおうかな。全部自分の気持ちぶつけて楽になりたい。
「……私ね、ずっと好きな人がいたの。でもその人には最近彼女が出来た」
瞬のことだって、気づかれるだろうな。そう思いながら少しずつ話し始めた。瞬は、私に好きな人がいると思ってなかったのかすごく驚いていた。
「でもね、その人彼女がいるのに私と朝途中まで一緒に行ったり、落ち込んでると心配して声掛けてきたり、電話かけてくるの」
これだけ言えば、分かってくれるかな。私が好きなのは、瞬だよ……。
いつの間に合か仕事から帰ってきて、キッチンでご飯の用意をしていたお母さんにそう声をかけて、家を出た。
「瞬」
公園に入ると直ぐに、ベンチに瞬の姿を見つけた。
「陽向」
瞬も私に気づき、私の名前を呼んでくれた。瞬に名前を呼ばれるの、昔から好きなんだ。
「急に呼んだのに来てくれてありがとな」
柔らかい笑顔でそう言った瞬は、いつも以上に輝いて見えた。
「別に……こちらこそありがとう」
素直に感謝するのが恥ずかしくて、段々声が小さくなって言った。
「で、なにかあった?」
私が瞬の隣に座ると、私の顔を覗き込みながら聞いてくれた。もう、告白しちゃおうかな。全部自分の気持ちぶつけて楽になりたい。
「……私ね、ずっと好きな人がいたの。でもその人には最近彼女が出来た」
瞬のことだって、気づかれるだろうな。そう思いながら少しずつ話し始めた。瞬は、私に好きな人がいると思ってなかったのかすごく驚いていた。
「でもね、その人彼女がいるのに私と朝途中まで一緒に行ったり、落ち込んでると心配して声掛けてきたり、電話かけてくるの」
これだけ言えば、分かってくれるかな。私が好きなのは、瞬だよ……。