リスタート〜さよなら、私の初恋〜
卒業式
「陽向ー、早く起きないと遅刻するよー」
瞬と話したあの日の後から、私の心は驚くほど軽くなりあっという間にすぎて言った。下からお母さんの声がして、とっくに起きていた体を布団から起こした。
「はーい」
下の階に聞こえるくらいの大きめの声でそう返事をして、ご飯を食べに下に向かう。
「今日お母さん、9時半には学校に行くね」
席につきご飯を食べていた私にお母さんが言った。そう、今日は卒業式だ。
「うん、わかった」
にっと口角を少しあげてそう言い、ごちそうさまでした、といいながら食器を下げて部屋に戻った。
「とうとう卒業かぁ」
誰もいない部屋で1人呟いてみたけれど、実感はわかなかった。そのまま部屋で制服に着替えて、洗面所で顔を洗い髪を整える。
「髪型どうしよ……」
実は昨日の夜から悩んでた。ハーフアップ、お団子、ポニーテール……。悩んでいるうちに家を出る時間になってしまい、結局いつも通りの髪型で慌てて家を出た。
「行ってきます」
1ヶ月前はこんなに晴れやかに家を出られる卒業式が来るなんて、思ってもいなかった。全部瞬のおかげ。
「陽向、おはよう」
瞬のことを考えて家を出たら、門の前に瞬が居た。
瞬と話したあの日の後から、私の心は驚くほど軽くなりあっという間にすぎて言った。下からお母さんの声がして、とっくに起きていた体を布団から起こした。
「はーい」
下の階に聞こえるくらいの大きめの声でそう返事をして、ご飯を食べに下に向かう。
「今日お母さん、9時半には学校に行くね」
席につきご飯を食べていた私にお母さんが言った。そう、今日は卒業式だ。
「うん、わかった」
にっと口角を少しあげてそう言い、ごちそうさまでした、といいながら食器を下げて部屋に戻った。
「とうとう卒業かぁ」
誰もいない部屋で1人呟いてみたけれど、実感はわかなかった。そのまま部屋で制服に着替えて、洗面所で顔を洗い髪を整える。
「髪型どうしよ……」
実は昨日の夜から悩んでた。ハーフアップ、お団子、ポニーテール……。悩んでいるうちに家を出る時間になってしまい、結局いつも通りの髪型で慌てて家を出た。
「行ってきます」
1ヶ月前はこんなに晴れやかに家を出られる卒業式が来るなんて、思ってもいなかった。全部瞬のおかげ。
「陽向、おはよう」
瞬のことを考えて家を出たら、門の前に瞬が居た。