没落令嬢は今日も王太子の溺愛に気づかない~下町の聖女と呼ばれてますが、私はただの鑑定士です!~
澄んだ夏空のような青い瞳で肌は透き通るように白く、スラリとした長身の美人である。
襟と袖にファーのついた真っ白なコートを着て、ハンドバッグとブーツも白。
手袋はなぜか冬用ではなくレースだが、その違和感も含めてまさしく聖女と言いたくなるような清らかで謎めいた雰囲気を醸していた。
緊張するオデットにサラがにっこりと優雅に微笑む。
「あなたがオデットさんですね。私はサラと申します。突然お伺いしてすみません。驚かせてしまいましたね」
「お気遣いありがとうございます。あの、私に会いにいらしたというのは?」
サラはハンドバッグの中からビロード張りの小箱を取り出した。
彼女が蓋を開けると入っていたのは五センチほどの直径の、ダイヤモンドの原石だった。
たちまちオデットの目が輝く。
「なんて大きな原石! 拝見してもよろしいですか?」
「もちろんです」
カウンター内に移動したオデットは、十倍ルーペで石の内部を確認する。
襟と袖にファーのついた真っ白なコートを着て、ハンドバッグとブーツも白。
手袋はなぜか冬用ではなくレースだが、その違和感も含めてまさしく聖女と言いたくなるような清らかで謎めいた雰囲気を醸していた。
緊張するオデットにサラがにっこりと優雅に微笑む。
「あなたがオデットさんですね。私はサラと申します。突然お伺いしてすみません。驚かせてしまいましたね」
「お気遣いありがとうございます。あの、私に会いにいらしたというのは?」
サラはハンドバッグの中からビロード張りの小箱を取り出した。
彼女が蓋を開けると入っていたのは五センチほどの直径の、ダイヤモンドの原石だった。
たちまちオデットの目が輝く。
「なんて大きな原石! 拝見してもよろしいですか?」
「もちろんです」
カウンター内に移動したオデットは、十倍ルーペで石の内部を確認する。