エリート警察官は彼女を逃がさない

この瞳に恋をした。でも今はもう。いろいろな気持ちが交差していく。
そんな時、こうちゃんがとんでもない提案を始めた。

「そうだ、おじさん。勝負すれば。なんでもありの格闘技。コイツが勝ったら話ぐらい聞いてやれば?」

「ちょっとこうちゃん!」
父は全国でも優勝した経験の持ち主だ。そんな怪我をするようなことをさせられるわけにはいかない。

「それでお許しを頂けるなら」
「ダメです! そんな」
そんなことをさせられないと声を上げれば、父はもうその気のようで、母に胴衣を持ってくるように指示をする。
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