俺の側にずっといろ、生涯お前を守る
十年前の事件のことはまりえさんの記憶にはないようだと小出氏から聞いていた。
「実は十年前からお父様を存じ上げていました」
「えっ」
「まりえさんのことも」
「そうだったの」
「お父様からまりえさんのボディーガードを依頼出来る人物の相談を受けていました、それなら自分がやりますと実績を積んで今回お父様から依頼を受けたんです」
「こんな思いって十年前にも同じようなことがあったの?私の何を知ってるの」
「何もありませんよ」
私は真山さんが何か隠していると感じた。
気まづい雰囲気でしばらくベンチに腰を下ろして動かなかった。
「真山さん」
「はい」
「さっきこんな思いはさせないと誓いますって言ってくれたでしょ」
「はい」
「本当?」
「本当です」
「それなら、私をずっと守って」
「許されることなら自分もそうしたいです、でも……」
「ずっとが叶わないならせめて今夜だけでもお願い、真山さんの側にいさせて」
「分かりました」
「実は十年前からお父様を存じ上げていました」
「えっ」
「まりえさんのことも」
「そうだったの」
「お父様からまりえさんのボディーガードを依頼出来る人物の相談を受けていました、それなら自分がやりますと実績を積んで今回お父様から依頼を受けたんです」
「こんな思いって十年前にも同じようなことがあったの?私の何を知ってるの」
「何もありませんよ」
私は真山さんが何か隠していると感じた。
気まづい雰囲気でしばらくベンチに腰を下ろして動かなかった。
「真山さん」
「はい」
「さっきこんな思いはさせないと誓いますって言ってくれたでしょ」
「はい」
「本当?」
「本当です」
「それなら、私をずっと守って」
「許されることなら自分もそうしたいです、でも……」
「ずっとが叶わないならせめて今夜だけでもお願い、真山さんの側にいさせて」
「分かりました」