クールな幼なじみが本気になったら
「花岡先輩なら、いい加減な気持ちで付き合ったり断ったりしない。そう思ってました。だからオレは、そんな花岡先輩の真面目さに惚れたんですっ」


なぜかユウヤくんは、ニッと笑みを見せていた。


まるで、わたしのことを知ったような言い方…。


「ユウヤくん。わたしと前に、どこかで会ったことがあるの?」

「やっぱり花岡先輩、覚えてませんよね〜。…まぁ、そりゃ気づきませんよね」


ユウヤくんはそう言うと、制服のズボンのポケットに手を突っ込んだ。

中から出てきたのは、メガネ。


しかしそれは、ただのメガネではない。


まるで牛乳瓶の底をくり抜いたような、分厚いレンズの丸メガネ。


そのメガネをかけたユウヤくんを見て、わたしはハッとした。


この…お世辞でもオシャレとは言えないメガネをかけた少年と、わたしは以前会ったことがあった。
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