クールな幼なじみが本気になったら
「はっ…初カレ!?」

「そうだよ!だって、しずくにとってユウヤくんが初めての彼氏じゃん!」

「でもでも…!付き合うとか、彼氏彼女とか言ったって、具体的になにをしたらいいのかわからないし…」


昨日だって、ユウヤくんと屋上で話したあとに、わたしはすぐに帰ってしまった。


だから、口約束ではそういうことになったけど、『付き合った』という自覚はあまりな――。


「…あっ、花岡先輩だ!おはよ〜」


そう言って、わたしの頭をポンポンと優しく撫でて通り過ぎていく人物が…。


…ユウヤくんだ!


一瞬の出来事だったけど、…わたし今。

…頭、ポンポンされたよね!?


周りに他の生徒だっているっていうのに、通りすがりのボディタッチ。

恥ずかしくなったわたしは、顔が真っ赤になる。


「しずく、顔赤いよ〜!かわい〜」
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