社長っ、このタクシーは譲れませんっ!
「何故、そんな隅に行く」
「こ、これが社長を前にした正しい新入社員の態度かと」
「……必死に走る俺をタクシーの中から涼しい顔で見下ろしてた奴の発言とは思えんな」
まだ根に持ってたんですが……と思う千景の手元を見て将臣が言う。
「なに持ってんだ。
重そうだな、持とうか」
やめてください。
ここ、社内ですっ。
社長に荷物持たせるとかっ、と千景は手にしていたファイルのつまった紙袋を死守しようと、慌てて背に回した。
「こ、これが社長を前にした正しい新入社員の態度かと」
「……必死に走る俺をタクシーの中から涼しい顔で見下ろしてた奴の発言とは思えんな」
まだ根に持ってたんですが……と思う千景の手元を見て将臣が言う。
「なに持ってんだ。
重そうだな、持とうか」
やめてください。
ここ、社内ですっ。
社長に荷物持たせるとかっ、と千景は手にしていたファイルのつまった紙袋を死守しようと、慌てて背に回した。