社長っ、このタクシーは譲れませんっ!
「この間、社長が秘書室で配った例の店の焼き菓子。
余ったから、総務にも回ったでしょ。
あれ、この子が進言して社長に買わせたらしいわよ」
「そうなの?
さすがは社長の愛人様ね」
愛人じゃありません~っ、と千景は訴えたが、律子は少し考えたあとで言ってくる。
「じゃあ、今度、社長に、じゅ寿庵のマカロンと、赤い靴のレーズンバターサンドを買ってみんなに配ってって、ねだってきてよ」
「わかりました。
じゅじゅ庵のマカロンと、赤い靴のレーズンバターサンドを買ってこい、と社長に言ったらいいんですね」
「……いや、買ってこいじゃないわよ」
この子、大丈夫? と言われてしまったが。
いやいや、男の上司より、女の先輩の命令の方が絶対だ、と本で読んだことがある。
余ったから、総務にも回ったでしょ。
あれ、この子が進言して社長に買わせたらしいわよ」
「そうなの?
さすがは社長の愛人様ね」
愛人じゃありません~っ、と千景は訴えたが、律子は少し考えたあとで言ってくる。
「じゃあ、今度、社長に、じゅ寿庵のマカロンと、赤い靴のレーズンバターサンドを買ってみんなに配ってって、ねだってきてよ」
「わかりました。
じゅじゅ庵のマカロンと、赤い靴のレーズンバターサンドを買ってこい、と社長に言ったらいいんですね」
「……いや、買ってこいじゃないわよ」
この子、大丈夫? と言われてしまったが。
いやいや、男の上司より、女の先輩の命令の方が絶対だ、と本で読んだことがある。