王女の選択
こんな先まで見越して・・・。
セルドウィックのために。
父のために。
そして、私のために。
「恥ずかしいけれど・・・国民は・・・喜んでくれたようだわ」
「そうだな」
カーラはジェラルドの顔に手を添え、ぎこちなく微笑んだ。
「怒ってしまって、ごめんなさい」
ジェラルドはカーラを抱きしめると、耳元で愛の言葉をささやいた。
その夜、盛大な帰還パーティーが開かれ、吟遊詩人による、二人の物語が披露された。
――― その姿を見た瞬間 私の心が叫び出した
まさかこの瞬間に 真実の愛に出会うとは
ああ 神よ
今生きているのは この時のためだと悟りました
怒りと復讐に身を任せ この地に踏み入れたというのに
まさかこの瞬間に 真実の愛に出会うとは
今生きているのは あの人のためだと悟りました
自分の心にはないものだと思っていたのに
戦場の只中にありながら
目の前にある愛に 身震いが止まりません ―――
――― ああ この痛みをどうすれば もうどうすればいいのかわかりません
苦しみが私の心を食い荒らし 悲しみが私を押し倒す
涙で拭い去ろうとしても 消え去ることはありません
何度も敵だと囁かれ 何度も殺せと脅されても
私が掴み取るものは 剣ではなく 永遠の愛
どちらか選べというならば
ならば私の命を差し出しましょう―――
《The End》
セルドウィックのために。
父のために。
そして、私のために。
「恥ずかしいけれど・・・国民は・・・喜んでくれたようだわ」
「そうだな」
カーラはジェラルドの顔に手を添え、ぎこちなく微笑んだ。
「怒ってしまって、ごめんなさい」
ジェラルドはカーラを抱きしめると、耳元で愛の言葉をささやいた。
その夜、盛大な帰還パーティーが開かれ、吟遊詩人による、二人の物語が披露された。
――― その姿を見た瞬間 私の心が叫び出した
まさかこの瞬間に 真実の愛に出会うとは
ああ 神よ
今生きているのは この時のためだと悟りました
怒りと復讐に身を任せ この地に踏み入れたというのに
まさかこの瞬間に 真実の愛に出会うとは
今生きているのは あの人のためだと悟りました
自分の心にはないものだと思っていたのに
戦場の只中にありながら
目の前にある愛に 身震いが止まりません ―――
――― ああ この痛みをどうすれば もうどうすればいいのかわかりません
苦しみが私の心を食い荒らし 悲しみが私を押し倒す
涙で拭い去ろうとしても 消え去ることはありません
何度も敵だと囁かれ 何度も殺せと脅されても
私が掴み取るものは 剣ではなく 永遠の愛
どちらか選べというならば
ならば私の命を差し出しましょう―――
《The End》
