王女の選択
大広間と呼ばれるその場所は、大きな窓が東西両側にあるため、陽の光が燦々と広間を照らし、温かい雰囲気を醸し出していたが、煌びやかさは全くなかった。
カーラは少しでも住み心地の良い城内にしようと心がけていたが、ルドルフが戦いにほとんどの資金をつぎ込んでしまったため、できることは限られていた。
大広間の中ほどにテーブルがあり、ステラを中心に女中や召使たちが食事とカーラの帰還準備に追われていた。
ステラはカーラ達を見つけると急いで駆け付け改めてカーテシーをした。
「大公殿と騎士殿を2階の客室へご案内させていただきますので、どうぞこちらへ」
ステラはちらっとカーラを見ると、スカートのすそを持ち上げて先頭を歩いた。
2階の客室は正面の階段を上って、主館の一番奥にある。
国王やカーラの部屋は4階にあり、ステラは3階ではなくわざと2階の客室を用意したことを知った。階段を上り、廊下を進むと女中たちがちょうどベッドメイキングを終えたところのようだった。
「手前が、騎士殿の客室となり、一番奥を大公殿のお部屋とさせていただきました。湯の準備ができておりますので、お寛ぎください」
ステラは部屋の中を手早く案内し、食事は1時間後とさせていただきますのでそれまでごゆっくりとジェラルド達に深々とお辞儀をした後、部屋のドアを静かに閉めた。
カーラは少しでも住み心地の良い城内にしようと心がけていたが、ルドルフが戦いにほとんどの資金をつぎ込んでしまったため、できることは限られていた。
大広間の中ほどにテーブルがあり、ステラを中心に女中や召使たちが食事とカーラの帰還準備に追われていた。
ステラはカーラ達を見つけると急いで駆け付け改めてカーテシーをした。
「大公殿と騎士殿を2階の客室へご案内させていただきますので、どうぞこちらへ」
ステラはちらっとカーラを見ると、スカートのすそを持ち上げて先頭を歩いた。
2階の客室は正面の階段を上って、主館の一番奥にある。
国王やカーラの部屋は4階にあり、ステラは3階ではなくわざと2階の客室を用意したことを知った。階段を上り、廊下を進むと女中たちがちょうどベッドメイキングを終えたところのようだった。
「手前が、騎士殿の客室となり、一番奥を大公殿のお部屋とさせていただきました。湯の準備ができておりますので、お寛ぎください」
ステラは部屋の中を手早く案内し、食事は1時間後とさせていただきますのでそれまでごゆっくりとジェラルド達に深々とお辞儀をした後、部屋のドアを静かに閉めた。