空の表紙 −天上のエクレシア−
†船の記憶




―――――――

暗闇が駆けて行く。
微かな粒。遠くに星々。
小さな振動音。


幼い頃、
一人で使いにやられた時の様な

心細くなる風が吹き抜ける。






最初に目を覚ましたのは
甲板に倒れていたアクアスだった






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