神殺しのクロノスタシスⅣ
「…!?」
「これは…!?」
一同騒然。
防御魔法を展開したが、それは無意味だった。
何故なら。
「えっ」
まず始めに、水晶玉の一番近くにいたルイーシュが、声をあげたかと思うと。
ぱしゅんっ、と音を立てて、消えた。
比喩ではない。
本当に、瞬間移動でもしたかのように消えてしまったのだ。
「ルイーシュ!?」
相棒が消えたことに、真っ先に声をあげたキュレムが。
またしても、ぱしゅんっ、と音を立てて消えた。
「!?」
一体、何が起こってるんだ?
続けて。
「!?」
「あっ…」
水晶玉に近い順に、無闇、吐月が順番に。
ぱしゅんっ、と音を立てて消える。
…不味い。
「っ!皆さん…!」
「今、助け…」
慌てて、魔法陣に駆け寄ろうとするクュルナとエリュティアを。
「待て、行くな!!」
俺は鋭い声をあげて制止した。
弾かれたように、二人は足を止めた。
魔法陣の中に入ったら、姿を消されるのなら。
魔法陣に入ってはいけない。
でも、既に魔法陣に入ってしまっている者は…!
「シュニィ!!」
「!アトラスさん…!」
アトラスも、俺と同じ考えに至ったのだろう。
アトラスは、せめてシュニィだけでも逃がそうと、思いっきりシュニィを魔法陣の外に突き飛ばした。
「きゃっ…!」
「…っ、大丈夫か!?」
俺は、突き飛ばされたシュニィを抱き留めた。
しかしシュニィは、それどころではなかった。
「アトラスさん…!!」
自分を庇ったアトラスが、自分の代わりに消えてしまうのではないか、と。
悲痛な声をあげたシュニィだったが。
「…!?」
アトラスは消えていなかった。
アトラス自身も、呆然としていた。
シュニィを庇って、それでシュニィだけでも助かるなら、自分は消えても良い。
そんな覚悟だったのだろう。
しかし、アトラスは消えていなかった。
魔法陣の中で、ただ突っ立っているだけだった。
「…何が…何が起こった…?」
全てが、あまりにも突然の出来事で。
消えずに残った俺達は、ただ呆然と立ち尽くすしかなかった。
ただ、会議室の奥に鎮座された水晶玉が。
不気味なほどに、赤く輝いているだけだった。
「これは…!?」
一同騒然。
防御魔法を展開したが、それは無意味だった。
何故なら。
「えっ」
まず始めに、水晶玉の一番近くにいたルイーシュが、声をあげたかと思うと。
ぱしゅんっ、と音を立てて、消えた。
比喩ではない。
本当に、瞬間移動でもしたかのように消えてしまったのだ。
「ルイーシュ!?」
相棒が消えたことに、真っ先に声をあげたキュレムが。
またしても、ぱしゅんっ、と音を立てて消えた。
「!?」
一体、何が起こってるんだ?
続けて。
「!?」
「あっ…」
水晶玉に近い順に、無闇、吐月が順番に。
ぱしゅんっ、と音を立てて消える。
…不味い。
「っ!皆さん…!」
「今、助け…」
慌てて、魔法陣に駆け寄ろうとするクュルナとエリュティアを。
「待て、行くな!!」
俺は鋭い声をあげて制止した。
弾かれたように、二人は足を止めた。
魔法陣の中に入ったら、姿を消されるのなら。
魔法陣に入ってはいけない。
でも、既に魔法陣に入ってしまっている者は…!
「シュニィ!!」
「!アトラスさん…!」
アトラスも、俺と同じ考えに至ったのだろう。
アトラスは、せめてシュニィだけでも逃がそうと、思いっきりシュニィを魔法陣の外に突き飛ばした。
「きゃっ…!」
「…っ、大丈夫か!?」
俺は、突き飛ばされたシュニィを抱き留めた。
しかしシュニィは、それどころではなかった。
「アトラスさん…!!」
自分を庇ったアトラスが、自分の代わりに消えてしまうのではないか、と。
悲痛な声をあげたシュニィだったが。
「…!?」
アトラスは消えていなかった。
アトラス自身も、呆然としていた。
シュニィを庇って、それでシュニィだけでも助かるなら、自分は消えても良い。
そんな覚悟だったのだろう。
しかし、アトラスは消えていなかった。
魔法陣の中で、ただ突っ立っているだけだった。
「…何が…何が起こった…?」
全てが、あまりにも突然の出来事で。
消えずに残った俺達は、ただ呆然と立ち尽くすしかなかった。
ただ、会議室の奥に鎮座された水晶玉が。
不気味なほどに、赤く輝いているだけだった。