神殺しのクロノスタシスⅣ
粗末な夕食を終え。

自分の部屋(らしき場所)に戻った後。

俺は、超絶イライラしていた。

ので、もういっそふて寝してやろうかと思った…のだが。

俺はまたしても、自分の意志に反して、勉強机に向かっていた。

何やってんの?俺。

ふて寝しろよ。

あ、待て。つーか、ふて寝してる場合でもないんだった。

この状況をどうすれば良いのか、それを考えなければいけないだろう。

しかし、いずれにしても、俺に選択肢はなかった。

俺は勉強机に向かって、ノートとテキスト、そして問題集を広げ。

自主勉強を始めていた。

あれだけボロクソ言われたのに、まだ勉強するのか俺は?

むしろボロクソに言われたから、逆に更に勉強して、見せつけてやろうって?

ますます、行動が俺の考えと逸脱している。

俺だったら、実の親にあんなこと言われたら、もうグレるもん。

まぁ、俺元々グレてたけどさ。

あんなこと日常的に言われてたんじゃ、この子(?)までグレるよ。

それなのに、律儀に勉強するのな。

まるで、勉強する以外自分に価値なんてない、みたいに…。

…ますますムカつくわ。





…と、そんな調子で。

日付が変わり、時計の針が午前一時を差す前に、ようやく就寝したのだった。

何も考える暇なかったよ。畜生。
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