神殺しのクロノスタシスⅣ
同僚の言った通り、シルナもどきは檻の前に立っていた。
連れてこられたばかりの子供達の仕分けに、立ち会っているところだった。
子供達は家畜のように、ランク付けされ、それぞれ別々の檻の中に押し込められていた。
でも、俺が見ていたのは、子供達ではなかった。
あまりにもその目が冷たくて、そんな目を見たくなくて、ずっと見ないようにしていた。
だけど今は、俺はそんなシルナもどきの目を、真っ直ぐに見つめていた。
ごめんな、ずっと目を逸らしていて。
俺が目を逸らしたらいけないよな。
だって俺は、お前の相棒なんだから。
「…?何か?」
シルナもどきが、俺の視線に気づいてこちらを向いた。
相変わらずその目は冷たくて、路傍の虫けらでも見ているかのようだった。
そうだな、よく分かってるじゃないか。
そんな視線を向けられたら、俺は傷つくよ。
俺の心を折るには、充分過ぎる一撃だ。
だけど、忘れるな。
そんなことで、俺達の絆は壊れない。
かつてシルナが、自分の愛する者の為に、自ら正しい道を踏み外したように。
俺もまた、同じ道を選んだ。
だから。
「…例えお前が、俺を覚えていなくても。俺のことを何とも思ってなくても」
俺は、シルナの身体を抱き締めた。
連れてこられたばかりの子供達の仕分けに、立ち会っているところだった。
子供達は家畜のように、ランク付けされ、それぞれ別々の檻の中に押し込められていた。
でも、俺が見ていたのは、子供達ではなかった。
あまりにもその目が冷たくて、そんな目を見たくなくて、ずっと見ないようにしていた。
だけど今は、俺はそんなシルナもどきの目を、真っ直ぐに見つめていた。
ごめんな、ずっと目を逸らしていて。
俺が目を逸らしたらいけないよな。
だって俺は、お前の相棒なんだから。
「…?何か?」
シルナもどきが、俺の視線に気づいてこちらを向いた。
相変わらずその目は冷たくて、路傍の虫けらでも見ているかのようだった。
そうだな、よく分かってるじゃないか。
そんな視線を向けられたら、俺は傷つくよ。
俺の心を折るには、充分過ぎる一撃だ。
だけど、忘れるな。
そんなことで、俺達の絆は壊れない。
かつてシルナが、自分の愛する者の為に、自ら正しい道を踏み外したように。
俺もまた、同じ道を選んだ。
だから。
「…例えお前が、俺を覚えていなくても。俺のことを何とも思ってなくても」
俺は、シルナの身体を抱き締めた。