神殺しのクロノスタシスⅣ
将来の夢と言われても、こんな歳になって、将来の夢も何もない。
俺は今の立場に満足してるから、これからなりたいものもないしな。
今より強く…もっと難しい魔法が使えるようになりたい、とも思わない。
そうなったら便利なんだろうが、積極的に努力しようとまでは、とても。
現状で、充分満足している。
向上心がなくて悪かったな。
俺はこんなもんだよ。
じゃあ目標なら、と考えてみても、これと言って出てこない。
全く、何も出てこない訳じゃなかったんだけどな。
例えば、今学期の時魔法の授業、生徒達に良い点を取らせよう、とか。
その為に授業内容を見直して…とか、考えなくもなかったんだが…。
既に二学期の後半に差し掛かり、期末試験も近づいているのだ。
今から授業内容を見直しても、時は既に遅い。
三学期は、時間もそんなにないしなぁ。
授業内容の見直し云々を行うなら、それは来年度の話になってしまう。
来年度行うなら、それはそれで良いかもしれないが…。
色々考えた結果、じゃあ俺は何が望みなのか?という考えに行き着いた。
何が望みなのか。そう聞かれたら、答えはある。
俺は、シルナが苦悩する姿を見たくない。
シルナには、これまでもこれからも、笑顔でいて欲しい。
じゃあ、その為にはどうすれば良いのか?
シルナを始め…俺の仲間達の命が、誰も脅かされることなく、平和であれば良い。
ひいては、ルーデュニア聖王国が、このままずっと平和であれば良い。
そうしたら、シルナも笑顔でいられるだろう?
皆が元気で、平和で、何者にも脅かされずにいたい。
ここ最近、ずっと不穏な事件が続いていることだし。
そういうことに脅かされずに、平穏に暮らしたい。
ここ、イーニシュフェルト魔導学院で。
だからそれが俺の望みだ。
…これはこれで、結構贅沢な夢だよな。
しかも、実現可能かと聞かれたら、非常に危うい。
努力次第でどうなる問題でもない。
だから本当にこれは、俺の願望だな。
そうであったら良いな、という単なる願望。
将来の夢や目標とは、また意味が違うかもしれないが…。
これが、俺の偽らざる…「夢」だ。
俺は今の立場に満足してるから、これからなりたいものもないしな。
今より強く…もっと難しい魔法が使えるようになりたい、とも思わない。
そうなったら便利なんだろうが、積極的に努力しようとまでは、とても。
現状で、充分満足している。
向上心がなくて悪かったな。
俺はこんなもんだよ。
じゃあ目標なら、と考えてみても、これと言って出てこない。
全く、何も出てこない訳じゃなかったんだけどな。
例えば、今学期の時魔法の授業、生徒達に良い点を取らせよう、とか。
その為に授業内容を見直して…とか、考えなくもなかったんだが…。
既に二学期の後半に差し掛かり、期末試験も近づいているのだ。
今から授業内容を見直しても、時は既に遅い。
三学期は、時間もそんなにないしなぁ。
授業内容の見直し云々を行うなら、それは来年度の話になってしまう。
来年度行うなら、それはそれで良いかもしれないが…。
色々考えた結果、じゃあ俺は何が望みなのか?という考えに行き着いた。
何が望みなのか。そう聞かれたら、答えはある。
俺は、シルナが苦悩する姿を見たくない。
シルナには、これまでもこれからも、笑顔でいて欲しい。
じゃあ、その為にはどうすれば良いのか?
シルナを始め…俺の仲間達の命が、誰も脅かされることなく、平和であれば良い。
ひいては、ルーデュニア聖王国が、このままずっと平和であれば良い。
そうしたら、シルナも笑顔でいられるだろう?
皆が元気で、平和で、何者にも脅かされずにいたい。
ここ最近、ずっと不穏な事件が続いていることだし。
そういうことに脅かされずに、平穏に暮らしたい。
ここ、イーニシュフェルト魔導学院で。
だからそれが俺の望みだ。
…これはこれで、結構贅沢な夢だよな。
しかも、実現可能かと聞かれたら、非常に危うい。
努力次第でどうなる問題でもない。
だから本当にこれは、俺の願望だな。
そうであったら良いな、という単なる願望。
将来の夢や目標とは、また意味が違うかもしれないが…。
これが、俺の偽らざる…「夢」だ。