陰謀のための結婚

 何度めかわからない情欲を注がれて、嬌声を漏らす。声は枯れ、顔は涙でぐちゃぐちゃだ。

 お陰でなにに落ち込んでいたのか、考えられないくらい、そんなものどうでもよくなっていた。

 体を抱き上げられ、思わず「もうやめて」と懇願する。

「汗がすごいから、シャワーを浴びるだけだ。ま、汗のせいだけじゃないけど」

 彼は私を抱きかかえ、耳元で囁く。

「泣くほどよかった?」

 思わず出たパンチも、彼には簡単に躱される。

「変態!」

「ハハ。お褒めの言葉、光栄です」

「褒めてません!」
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