陰謀のための結婚

 腰にバスタオルを巻かれ、彼の車で病院に運ばれる。休日にやっているところを探してくれたのだろう。

 血が止まらない私に看護師から大きなオムツを渡された後、医師の診断となった。

 目の前が白くなったのは一瞬で、今は自分で歩けるため自力で処置室から診察室まで向かう。

 医師が女性だったのは、少しばかり心が軽くなった。その点も智史さんが気遣って選んでくれたのかもしれない。

 その智史さんは、私が処置室に入ったところから側にいない。まだ私も受け止めきれていない状況で、彼と一緒に聞く勇気はなかったため、安堵している自分がいた。

 医師は腹部のエコーをしながら、私に話しかける。

「今までも大変だったでしょう? どうしていたの? 生理」

 質問の内容が理解できない。
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