陰謀のための結婚

 気がつくと彼の腕の中で眠っていた。下腹部の違和感が、彼との一夜が夢でなかったと知らしめる。

「ん? 起きたの?」

「ごめんなさい。まだ寝ててください」

「うん。香澄ちゃんも」

 優しく頬を撫でられ、彼の胸に顔を埋める。

 幸せを感じながら、もう一度目を閉じた。
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