交際0日、冷徹御曹司に娶られて溺愛懐妊しました

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吉鷹との生活がはじまって一週間が経過した日曜日。茉莉花は緊張のためいつもより早く目覚めた。
というのも今日ここに吉鷹の母、紫が来ることになっているためである。

紫は茶道を趣味にしており、今日の午後開かれるお茶会の着付けとヘアメイクを頼まれたのだ。

いつもは懇意にしている美容室に依頼しているそうだが、今日はどうしても都合がつかず、困った紫が吉鷹に連絡。茉莉花にやってもらえないかと相談があった。

ヘアメイクはもちろん着付けも仕事にしているうえ、義理の母親からのお願いを無下にはできない。シフト上は仕事の予定だったが、お客様との打ち合わせはなくスタッフの人数的に問題もなかったため出勤を少し遅らせてもらった。

いっそ休みを振り替えたかったが、今日は以前菊川にお願いされていた鷲見に紹介する約束がある。

ここへ越した夜以降、吉鷹とはキス止まり。律儀で真面目な彼はしっかり自分の言葉を守っている。当初の彼の印象は日を追うごとに覆っていた。


「少し落ち着いたらどうだ」
「そうなんですけど……」


朝食の片づけを終え、じっとしていられずリビングの中をウロウロする茉莉花を吉鷹が諫める。
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