交際0日、冷徹御曹司に娶られて溺愛懐妊しました
彼女が途端に顔を輝かせる。本当はまったく反省などしていないのではないかと疑いたくなる。
「済んだことだ」
「それじゃ私を許してくれるんですね」
「そういう段階ではない」
彼女を許そうが許すまいが、吉鷹の世界にはいっさい関わりのない話だ。正直どうでもいい。
「私たち、やりなおしませんか?」
「……は?」
彼女の言葉に耳を疑う。
(この女はなにを言ってるんだ)
謝罪のために来たわけではなかったのか。訝しみつつ結愛を見た。
「私、吉鷹さんと夫婦になりたいの」
「ちょっと待て。どの口がそんなことを言える?」
狂っている。支離滅裂すぎて思考が追いつかない。