私(俺)の不器用な愛情表現【番外編】



煌くんは突然、寝る体勢になったりして。



「合田くん、何しとるんやろ?」

「寝てるんじゃないですか?」


なんて、はるちゃんと言っては笑った。




とうとう、お開きになる時。



「こーちゃん、今身長なんぼなん?」


って、加澤に聞かれて。



「今ですか?160です。」


そう言った。



1年前までは私よりも低かった身長もだいぶ伸びたらしい。




「…負けたー。」


そう、小さめの声で言ったのに。



煌くんは聞こえたのか、私の方に振り返った。



私の身長は155だからね。



そっか。背まで抜かれちゃったかー。







そして、私達は解散したんだけど。





車で家に帰る時に私は、さっき貰った色紙を見た。



『3年間お疲れ様でした!また、2年間お世話になりました!!これからは勉強など頑張ってください!ほんとにほんとにありがとうございました!』


そう書いてあった。



感謝すべきは私の方なのに。




ごめんね。素直になれなくて。



本当はもっと話したかった。




もっと、煌くんの面白い話で笑いたかった。





だけど、私とあなたの世界は交わらないから。
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