私(俺)の不器用な愛情表現【番外編】
中期試験も無事に済んで、3月10日になった。
中学最後の駅伝のために、私達は部活に参加する。
その前に、3年生は大掃除だけど。
そしたら、偶然にも。
名簿順に振り分けられた、私たちの班は2年生の渡り廊下を掃除することになった。
はい、煌くんに会う気しかしない。
部活で会えるから別にもうどうでもいいんだけど。
なんて思った。
そしたら、煌くんはストーブ当番だったらしく、コードを持って1回通り、次の授業は英語で3年生の階に行くのにまた通った。
ここに来て早々、何回会うんや!ってツッコミたくなった。
煌くんとは、一瞬だけ目が合う。
だけど、話してはないから笑顔は向けられない。