私(俺)の不器用な愛情表現【番外編】
部活では何回も視線を感じて。
話すことはなくても。
何回か目が合った。
卒業式は。
それまでに何回も、好きです。って書いて下駄箱に入れとこうかって考えたけど。
私だって気づかれるのが嫌で止めた。
名前を書いてなくても。
煌くんは、きっと!
多分、そうだろうなー。って感じで気づきそうだから。
菜乃花ちゃんと萌結ちゃんから色紙を貰った時。
煌くんをチラッと見ると、目が合った。
煌くんと、もう二度とチームメイトとして走ることは無いんだよね。
もう、煌くんのいる日常はないんだね。
なんて思うと少し寂しくなった。
でも、これが私の選んだ道だから。