私の想いが開花するとき。

「里穂、もう俺お前のこと手放せないからな」
「ん……」


 磁石のように引き合い、身体を抱きしめあった。宏太のドクドクと動く心音が心地の良い眠気を誘ってくる。


(あぁ、好きな人に触れながら眠るってこんなにも心も身体も安心して眠れるのね……)


 いつぶりだろう、里穂は足を伸ばし猫のように丸まらずに眠りについた。



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