俺様外科医は初恋妻に一途な愛を貫く~ドSな旦那様の甘やかし政略結婚~
甲板員の男性はうれしそうに語ってくれた。彼の知人もこの島に住んでいるそうだ。
「お姉ちゃん、診療所に行くのかい? 先生がものすごくハンサムだからびっくりするよ。あんまり現実離れしているもんだから、うちのばあさんは『とうとうお迎えが来た』って拝んでたんだよ」
一緒に定期船を下りたおじいさんが呵々と笑った。
この世の生き物扱いされていない光一さんがおもしろく、おかげで少し緊張がほぐれる。
時刻は午後六時前。
光一さんが診療所は六時までだと言っていたから、ちょうどよい時間だ。
逸る気持ちを抑え、徒歩で診療所を目指す。
一キロ近く進んだところで行き止まり、右の方角を見やると、診療所の看板が掲げられた水色の二階建ての建物が見えた。
とうとうここまで来てしまった。
もうすぐ隆成さんの隠しごとが明らかになるのだ。
ゴクッと息を呑んだとき、診療所の出入り口からナース服を着た看護師らしき女性が出てきた。
「気をつけて帰ってくださいね」
老婦人の背中をそっと支えて見送る彼女に釘付けになる。
「お姉ちゃん、診療所に行くのかい? 先生がものすごくハンサムだからびっくりするよ。あんまり現実離れしているもんだから、うちのばあさんは『とうとうお迎えが来た』って拝んでたんだよ」
一緒に定期船を下りたおじいさんが呵々と笑った。
この世の生き物扱いされていない光一さんがおもしろく、おかげで少し緊張がほぐれる。
時刻は午後六時前。
光一さんが診療所は六時までだと言っていたから、ちょうどよい時間だ。
逸る気持ちを抑え、徒歩で診療所を目指す。
一キロ近く進んだところで行き止まり、右の方角を見やると、診療所の看板が掲げられた水色の二階建ての建物が見えた。
とうとうここまで来てしまった。
もうすぐ隆成さんの隠しごとが明らかになるのだ。
ゴクッと息を呑んだとき、診療所の出入り口からナース服を着た看護師らしき女性が出てきた。
「気をつけて帰ってくださいね」
老婦人の背中をそっと支えて見送る彼女に釘付けになる。