超絶イケメンな幼なじみに、めちゃくちゃ愛されちゃってます♡
「清水くんは、かわいいって先輩からも人気だし。森くんは、1年から3年まで全学年で大人気っ!」
「そうなんだよね。信じられないくらい、森くんも清水くんもモテるよね。乃愛、付き合うなら森くんか清水くんのどちらかにすれば?」
同じくオムライスを食べながら、夏帆がすました顔で相槌を打つ。
「そんな2人に好きって言われるなんて、ほんとうらやましい~。乃愛ちゃん、めちゃくちゃかわいいし、本当にいい子だし。男子たちが夢中になっちゃうのもわかるよ~」
なっちゃんが、めちゃくちゃ笑顔で褒めてくれる。
でも、
「えっ、そんなことないよっ」
とスプーンをおろして、あたしは慌てて否定した。
だってあたしなんて、普通中の普通だもん。
それなのに、なっちゃんは、
「そんなことあるよ~。昨日だって、告白の大行列だったじゃん。乃愛ちゃんの誕生日だったから~。ウチの学校の男子なんて、ほとんどが乃愛ちゃんのことを好きなんじゃないかな~?」
と、ニコッと笑いながら、スプーンをゆっくりとくるくるまわした。
そんなことばっかり何回も言われることが恥ずかしくて、
「そんなことあるわけないよぉ」
と小さく言って下を向く。