極上の愛に囚われて
サクサク運ばれて行った先には白くてピカピカの車があり、後部座席に乗せられて病院まで連れて行ってもらった。
何度思い返しても彼はほんとうに強引だったし、少し怖かった。私は思いっきり騒いでいたから、傍から見れば拉致っぽくて通報されそうな行為だったと思う。
けれど、そのおかげで助かったのは事実。無理して歩くのを避けたおかげで、軽い捻挫で済んだのだと医師に言われたのだから。
そのあと感謝して連絡先を聞いて、怪我が治ってからお礼の食事に誘ったのだった。
あのときのことを回想して、ふと思い出した。
「ねぇ、そういえば。今日のパーティのシャンパン。モエ・エ・シャンドンだったよね?」
「そのとおり。よく分かったね」
「翔さんと初めて食事をした時、教えてもらった味だもの。忘れられないよ」
あの日は私が食事に誘ったのに、いつのまにか彼が支払いを済ませてしまっていた。
びっくりして『支払う』というと、『また食事をしてくれたらいいから』と、受け付けてもらえなかった。
そんなやり取りを繰り返して何度も会っているうちに、話題豊富で優しい彼にどんどん惹かれていったのだ。
彼が既婚者だと知った時には、ドロドロの恋沼に嵌って抜け出せなくなっていた。
何度思い返しても彼はほんとうに強引だったし、少し怖かった。私は思いっきり騒いでいたから、傍から見れば拉致っぽくて通報されそうな行為だったと思う。
けれど、そのおかげで助かったのは事実。無理して歩くのを避けたおかげで、軽い捻挫で済んだのだと医師に言われたのだから。
そのあと感謝して連絡先を聞いて、怪我が治ってからお礼の食事に誘ったのだった。
あのときのことを回想して、ふと思い出した。
「ねぇ、そういえば。今日のパーティのシャンパン。モエ・エ・シャンドンだったよね?」
「そのとおり。よく分かったね」
「翔さんと初めて食事をした時、教えてもらった味だもの。忘れられないよ」
あの日は私が食事に誘ったのに、いつのまにか彼が支払いを済ませてしまっていた。
びっくりして『支払う』というと、『また食事をしてくれたらいいから』と、受け付けてもらえなかった。
そんなやり取りを繰り返して何度も会っているうちに、話題豊富で優しい彼にどんどん惹かれていったのだ。
彼が既婚者だと知った時には、ドロドロの恋沼に嵌って抜け出せなくなっていた。