LEVEL
LEVEL4

自身初の挑戦!!






「…」
「…」
「……;;」
「…」
「……何で岡田くんがいるの…?」
「何で杉浦がいんの?」
「……」
「…」
無言になったアタシを怒らないのは、アタシが黙ってしまう理由を岡田くんは知ってるから…。



ここは学校の図書室。
真っ赤な太陽はもぅ半分以上山に隠れたのかさっきとは違う、優しい色をした赤色が学校を照らしていた。
野球部のナイターが着いた。


そんな時間まで残っている物好きはーー……
アタシと倉敷さんと原田先生となぜか岡田くん。
西部さんは柔道部の指導に行ってしまった。
正確には、柔道部に行って倉敷さんを待っている。
幼なじみの2人は家は斜向かい。
でも幼なじみ以前に倉敷さんは男。

「こんな凶暴女、襲うやつなんていないと思うけど送ってやるから待ってろ」

なんて言って西部さんを追い出した。
それから倉敷さんは先生と今後の予定を書いている紙とにらめっこ。



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