LEVEL




もぅ空は真っ暗。
「何か悪かったな…」
「え、ううん全然」
「亮介おもしろいよな(笑)」
あ、れ…?
岡田…くん…今笑った…?
笑ったっていうか…頬笑んだ?


「無視か」
「痛っ」
またチョップされた。
「無視すんな」
「……ごめんなさい」
また岡田くんはいつも通りスタスタ早歩きをする。
でもこっちのほうが安心する。
岡田くんに顔見られないですむから。















それから数分して、いつの間にか家の前で……。



「じゃぁ………ありがとうね岡田くん」
「あぁ…」









元気のない岡田くんは
おかしくて
寂しくて
意外で
……少し胸が痛くなった。

「「……」」





















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