LEVEL



「…」
「あと…ちょっと……」
ズルッ
「あ」
「ぁ…;;」
「だぁぁああぁぁもー貸せ!!!」
「はい;;」
岡田くんが言った通りポスターを張ろうとしたら上は身長がたわず苦戦していた。





「…ごめん;;」
「いいよ」

全部のポスターを張り終わると階段に座った。


「岡田くん…?」
「ん」
岡田くんの隣をぽんと叩いた。
アタシは素直に少し離れて隣に座った。


「…杉浦……変わったよな」
何回言われても理解できない。
「そうかな?」
「うん。太一に告られたって聞いて納得した」
「……」
「…太一、いい奴だから俺と同じ様に話せば大丈夫だよ」
「………………うん」


岡田くんと………同じ様に…か。
できないよ。





岡田くんは言いたい事全部言ったのか立ち上がった。


帰ってからは予想通りみんなに遅いと言われてからかわれた。
でも岡田くんが上手い嘘をついて変な噂なんて出ない感じだった。




アタシ達が帰る頃にはもぅ太陽は沈んでいた。











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