政略夫婦は念願の初夜に愛を確かめる〜極上御曹司の秘めた独占欲〜
「私、早苗さんに誘われてエステの体験にお邪魔して、それで……。あの、早苗さんは?」
「早苗なら、今頃連城さんと一緒じゃないかな」
「え……?」
それは一体どういうことなのだろうか。
自分の置かれた状況もわからなければ、何から訊けばいいのかもわからない。
「ごめんね、いきなり驚くよね。手荒な真似はするなって、言ったんだけど」
「え……?」
手荒な真似とはなんのことなのだろうか。でも、この言い方なら早苗さんのことを言っている……?
「早苗さんは拓人さんといるって、どういうことなんですか? あの、とにかく私もう行きますから」
離してほしいと意思表示をしても、隆史さんの手が緩む気配はない。
それどころか、私を組み敷くようにベッドに膝を上げる。
「今行ったら、ふたりの邪魔になるよ」
「邪魔?」
「そこまで言えばわかるよね? 早苗は連城さんに好意を持ってる。俺は茉莉花さんに気がある。だから、今日は夫婦交換して楽しもうと思って」