政略夫婦は念願の初夜に愛を確かめる〜極上御曹司の秘めた独占欲〜
外へ出ると、涼しい室内にいたせいか屋外の熱気を強く感じる。
すっかり日が暮れた空の元、闇に包まれた透き通る海が向こうに望める。
控え目にライトアップされたバルコニーのジャグジーバスには、プルメリアの花が大量に浮いていて、ゆらゆらと流れ泳いでいた。
拓人さんは何も言わずに私の身につけたままだったローブに手をかける。
紐を解かれ前が開くと、少し恥ずかしくて俯いた。
フッと笑った拓人さんもすぐそばでネクタイを取りシャツを脱いでいく。
その姿に背を向けてショーツを取り、ローブを肩から落とした。
最近は自宅でも一緒に入浴することが多く、暗黙の了解のように脱衣をする。
それでも毎回鼓動を高鳴らせるのは治らない。
先にジャグジーバスに入り、水面いっぱいのプルメリアの花を手に取る。
可愛らしい白い花に思わず笑みが浮かんでいたとき、背後から拓人さんが近づく気配を感じた。
私の後ろで湯に浸かった拓人さんは、すぐに両手を私の胴に回す。
引き寄せられて耳元に唇が近づいた。