仮面夫婦のはずが、怜悧な外科医は政略妻への独占愛を容赦しない
ブラとショーツに、ストッキング。たまらない絶景に、大知は熱心に視線を注ぐ。
「あの、そんなに見ないでください」
「自分の妻を見て何が悪い」
「そ、そんな……」
恥ずかしそうに身をよじる。それがまた大知の欲望に火をつけた。
「綺麗だよ、杏。可愛い」
「……っ、大知さん、なんだか甘いです」
「嫌いか? こんな俺は」
「い、いえ。好き、です」
指の隙間から、ちらりと目を出し、照れたように伝える。やっと聞けた「好き」の文字に、大知の顔が一気に破顔した。
(可愛いな、くそ。まるごと食べてしまいたい)
「どんな大知さんも、大好きです」
「……っ」
とどめとばかりに発せられた杏の言葉に、大知の理性は完全に吹っ飛び、獲物を見つけた野生動物のように、がばりと杏の体に食らいついた。
「ひゃっ……」
小ぶりな胸は大知の手の平の中でぐにゃりと形を変え、反対の突起は舌でなぶられ、しごかれる。
「んっ……」
甘くて可愛らしい声が漏れる度、大知の心は高揚した。
「杏、少し強引にしてもいいか?」
そう問うと、目を潤ませコクンと頷く。従順すぎる妻が、愛しくてたまらない。もっともっと自分の手で鳴かせたい。大知の欲望の熱は、今にも張り裂けそうだった。
「大知さんの好きにしてください」
その言葉を合図に、大知は杏を執拗に攻め立てた。