国際弁護士はママとベビーに最愛を誓う~婚姻解消するはずが、旦那様の独占欲で囲われました~

こんなふうになんの理由もなくキスをするのは初めてかもしれない。愛し合えば、ただキスをしたり、いつでも求めていいんだ。

「毎朝したい……。仕事行く前に、毎回こうしてもらいたい」

額をくっつけながら甘えてくる久嗣に胸がキュンとするが、意地悪を言いたくなる気持ちが勝り、

「今日だけって約束だもん」

と見つめ返して釘を刺した。「うん……」と残念そうに答える久嗣が愛しくて、またキスを再開する。
久嗣から感じる愛情を疑う気持ちはもうなかった。自分でもうまく言い表せないけど、これまでのたくさんの疑問はまだ残ったままなのに、今日のキスが、彼の本当の気持ちなんだとさらなる確信を持った。

「久嗣……もっといっぱいしよ」
「……今日だけならこんなのズルいだろ。明日からもしてくれないと」
「ううん、今日だけ」

やめられない。ずっと久嗣に待たされていたんだから、その分たくさん意地悪したい。
明日からも一緒にいる前提で話す久嗣に、今はなにも言わなかった。
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