優しい彼の正体は×××だった


あれから数日が経った



「イブ…」

俺の名前を呼びながら抱きついて来たアカツキ
今アカツキと2人っきりの状態
この時にアカツキの様子がいつも変わる


「イブ…何考えてたの?俺だけ見て…俺だけを…」


そう言いながらまた俺を抱きしめる力を入れて離してたまるかって言ってるかのように抱きついてきた


実はこの状態はあの件から何度もあって
百合園蓮二にも見られてて心配された
アカツキには何も伝えずカウセリングを受けさせた結果、依存症と言われた


心許せる俺と出会ってずっと俺と居てたのにチームを作ったことでいろんな人と関わる度に嫉妬心と自分だけの者の執着心が着いてしまってるらしい


このまま行けば、離れることが出来なくなることと束縛されることになるから自由が無くなるかもしれない
と言われた


アカツキはそれを知って、「そうなんだ、イブが俺から離れなければ大事にならないね♪」と何故かそう言い出した

その日から俺への愛着がひどくなった



恋人同士がしそうなキスや行為はやらないが俺の首や身体中にマーキングしてるかのようにキスマークを落とす


「んっ…やめ…」

「チュッ…」

「アカツ…キ…」



それに俺は抵抗が出来ない力で抑えられる
同じ男なのに力で負けるなんて思いもしなかった…


気づけば俺はアカツキが居ないとダメだとアカツキだけが居ればいいと思うようになった

アカツキが『絶対』となってた

洗脳されてしまった

これを見た蓮二はヤバいと思ったのか俺たちを離した






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