春色の恋−カナコ−[完]
あわてて冷蔵庫の中身を確認し、3人分のお弁当を作れることを確認して。

「カナコ~、そろそろ寝るぞ」

テレビを消したおにいちゃんが、リビングから声をかけてくれれ。

「はーい!寝るよ!おやすみなさい!」


翌日。

おにいちゃんが起きるよりも早く、そしていつもよりも少しだけ早くに目がさめて。

目覚まし時計よりも早く起きるなんて、いつ以来?

カーテンを開けると外はいい天気で。

着替えて部屋を出てキッチンへと向かう。

おにいちゃんのいる部屋からは音が聞こえないから、まだ眠っているのだろう。

夕べ考えたおかずを作るために、冷蔵庫から材料を取り出して。

同時進行で朝食の準備までして、私とおにいちゃん、そして河合さんのお弁当箱を並べてみる。

「できた…」

なんだかとっても恥ずかしい。

おにいちゃんには荷物になってしまうけど、頑張って持って行ってもらおう。

「おはよー」

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