再愛婚~別れを告げた御曹司に見つかって、ママも息子も溺愛されています~
だが、それは央太が救われるだけで、真綾は救われない。むしろ、会いたくないと思っているからこそ日本を出てしまったのだ。
今更謝罪しても遅い。そういうことなのだと、愕然とした。
そして、央太の謝罪など真綾はいらないと思っている。むしろ、二度と顔を見せてほしくないと思って日本を飛び立ってしまったのだろう。
結局、その後。実家の永江物産を継ぐことにはならなかった。
妹の道子が永江物産のエリート社員と結婚をし、夫となったその男が永江を継いでくれたからだ。
デキる男という評判はガセではなく、見る見る間に社内を立て直してしまった。
それと同時に、経営手腕も遺憾なく発揮されて経営は黒字上向きに。
『私は道子を妻にできて幸せですから、こちらのことはご心配なく』
と言ってくれた義弟のおかげで、今も弁護士として働くことができている。
仕事の方は順調だ。大きな企業の顧問弁護士になり、精力的に働くことができている。
だが、それは表だけ。心の中は何もない。空虚だ。
仕事は諦めても、真綾だけは諦めきれない。当時、そんなふうに思っていた央太だが、今もその気持ちに変わりはない。
今更謝罪しても遅い。そういうことなのだと、愕然とした。
そして、央太の謝罪など真綾はいらないと思っている。むしろ、二度と顔を見せてほしくないと思って日本を飛び立ってしまったのだろう。
結局、その後。実家の永江物産を継ぐことにはならなかった。
妹の道子が永江物産のエリート社員と結婚をし、夫となったその男が永江を継いでくれたからだ。
デキる男という評判はガセではなく、見る見る間に社内を立て直してしまった。
それと同時に、経営手腕も遺憾なく発揮されて経営は黒字上向きに。
『私は道子を妻にできて幸せですから、こちらのことはご心配なく』
と言ってくれた義弟のおかげで、今も弁護士として働くことができている。
仕事の方は順調だ。大きな企業の顧問弁護士になり、精力的に働くことができている。
だが、それは表だけ。心の中は何もない。空虚だ。
仕事は諦めても、真綾だけは諦めきれない。当時、そんなふうに思っていた央太だが、今もその気持ちに変わりはない。