秘夜に愛を刻んだエリート御曹司はママとベビーを手放さない
 なにに背いたとしても、どんな罰を受けることになっても、この男性が欲しい。
(私、全然優等生なんかじゃなかった。これまでいい子でいられたのは、彼に出会っていなかったからーー)

 もつれ合うようにして、ふたりの身体は畳の上に倒れ込む。彼の重みと熱い吐息が、清香の官能に火をつける。身体の奥が疼いて、自分から彼の唇を求めた。
「はぁ」
 混ざり合った唾液が清香の唇から垂れる。彼はそれをぺろりと舐め取ると、かすれた声でささやく。
「ベッドルームにと思っていたけど。我慢できそうにない。今すぐ……清香を俺のものにしたい」
 たった数メートル先にある寝室までの距離すら、もどかしく感じる。清香も同じ気持ちだった。まっすぐに彼を見つめ、うなずく。
「私も。待てないです」

 獣のようにキスを貪る。それだけでグズグズに溶けた身体を彼の手がすべっていく。胸元を隠していたニットを彼は取り去ってしまうと、白いレースの下着があらわになる。彼の指先が素肌とレースの境目を焦らすようになぞる。
「清香は白が似合うな」
「そう……ですか?」
「あぁ。もっとも清純で、もっとも淫らな色だ」
 彼の美しく怪しい笑みが清香を昂らせる。
「今夜は淫らなほうの君を見せて」
 言うなり、彼は清香の胸元をきつく吸いあげた。
「あぁ!」
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