先生、私がヤリました。
その日の夜ご飯は、唐揚げとオムライス、それから夏だしちょっと暑いけど、グラタンも作りました。

オムライスにはハヅキくんの好きなヒーローアニメの主人公のイラストを爪楊枝にくっつけて作った旗を立てました。

ハヅキくんはテーブルに並んだごちそうを見て目をキラキラさせてました。

「ハヅキくん。」

「うん!」

「五歳になったんだよ。おめでとう。」

「うん!」

「ご飯の前に、誕生日プレゼントがあるの。」

「プレゼント?」

「そう。ちょっと待ってね。」

今日、一日かけて調達してきたプレゼントをいよいよ渡す時がきました。
玄関に行って、プレゼントが入った「箱」をリビングに運びました。

ハヅキくんは何かを察したのか「あ!」と声を上げました。

「箱」を開けて、静止してしまってるプレゼントをゆすって動かしました。
そっと抱きかかえて、私とハヅキくんが座るちょうど中間辺りに立たせました。

「リズちゃん。ハヅキくんのお友達よ。」
< 117 / 236 >

この作品をシェア

pagetop