先生、私がヤリました。
深夜二時。

ハヅキくんの寝息だけを聞いてました。

夜でもまだ少し暑い日があったけど、その日は窓を開けていたらだいぶ涼しい風が入ってきて心地良かったです。

ハヅキくんを起こさないようにそっとベッドから抜け出して風呂場へ行きました。

電気をつけて、水で満杯になった浴槽を覗き込みました。
水面がゆらゆら揺れて、綺麗だなって思いました。

肩のとこまで水に浸けたら、満杯だった水がバシャーッて溢れました。

中の物を持ち上げたら水圧でメチャクチャ重たくて、先に水を抜けば良かったなって思いました。

でもいいんです。

命の重み。

私はそう思いました。
それを感じないまま終われないから。
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