咲き誇れ、麗しい華。
横断歩道のボタンを押して、再度溜め息をつく。
1日中ピリついた空気の中で過ごしたのもあってか、家に帰った途端、どっと疲れて、2時間以上寝てしまった。
そのせいでなかなか寝つけず、眠りに就いたのは日付が回った後。夜中に1度目が覚めたから、6時間も眠れてなかったと思う。
信号が青に変わって再び歩き始めるも、足取りが重く……。
校舎が見えてくると、さらに気分が沈み、3回目の溜め息をついた。
もうやだなぁ……。だるいし眠いし、またクマはできるし。行きたくない。
でも休むと、ますます顔を出しにくくなっちゃう。
今日は少しおとなしくなってるといいな……。
学校に到着し、逃げ出したい気持ちを抑えて教室へ。
背後からの圧と気まずい空気感に耐えながら、なんとか朝のホームルームと授業を受けた。
❀
「──失礼します……」
給食を終えた昼休み。恐る恐る保健室のドアを開けた。
「あら、風咲さん。いらっしゃい」
「こんにちは……。あの、奥で休んでもいいですか……?」
「はい。どうぞ」
1日中ピリついた空気の中で過ごしたのもあってか、家に帰った途端、どっと疲れて、2時間以上寝てしまった。
そのせいでなかなか寝つけず、眠りに就いたのは日付が回った後。夜中に1度目が覚めたから、6時間も眠れてなかったと思う。
信号が青に変わって再び歩き始めるも、足取りが重く……。
校舎が見えてくると、さらに気分が沈み、3回目の溜め息をついた。
もうやだなぁ……。だるいし眠いし、またクマはできるし。行きたくない。
でも休むと、ますます顔を出しにくくなっちゃう。
今日は少しおとなしくなってるといいな……。
学校に到着し、逃げ出したい気持ちを抑えて教室へ。
背後からの圧と気まずい空気感に耐えながら、なんとか朝のホームルームと授業を受けた。
❀
「──失礼します……」
給食を終えた昼休み。恐る恐る保健室のドアを開けた。
「あら、風咲さん。いらっしゃい」
「こんにちは……。あの、奥で休んでもいいですか……?」
「はい。どうぞ」