悪役令嬢ですが推し事に忙しいので溺愛はご遠慮ください!~俺様王子と婚約破棄したいわたしの奮闘記~2
「ううっ、この世界に生まれて本当に良かった……!」
アメリアは視線を戻して早々、拝んでしまった。
婚約者として彼をサポートしている姿はいじらしく、ずっと見せている恋する女性の表情もたまらない。
「でも入り込めて良かったですね!」
ミッシェルの姿が、再び人混みの中に見えなくなった。アメリアはそのタイミングで、輝く笑みをくるっとクラークに向ける。
「私が管轄している部隊が警備責任を担っていますからね。王妃陛下の方の騎士達は、私の部下です」
「なるほど、だから案内してくれたんですね――あっ、鼻血止まって良かったですね!」
「お前もいりますか?」
「大丈夫ですっ、鼻血対策で一枚持ってきてます。準備万端です!」
アメリアは、えへんと胸を張って予備のハンカチを見せてやる。
後ろの警備兵達が、ますます顔色を悪くしている。
相手は近衛騎士隊長と、第二王子の婚約者だ。部外者だとして追い出せない。しかし――。
「意味が分からない……」
「参加許可をもらえばいいのに、なぜ茂みから……」
呟いた兵たちだけでなく、警備兵たちは全員思っている。
「ミッシェル様、どこにいっちゃったんでしょうか」
アメリアは、まだ戻ってこないなーと額に手を添えて会場を窺う。
「恐らくは、王妃陛下のところでしょう。仲が良く、ご一緒されているディゼル王国の大公へご挨拶に向かわれたかと」
アメリアは視線を戻して早々、拝んでしまった。
婚約者として彼をサポートしている姿はいじらしく、ずっと見せている恋する女性の表情もたまらない。
「でも入り込めて良かったですね!」
ミッシェルの姿が、再び人混みの中に見えなくなった。アメリアはそのタイミングで、輝く笑みをくるっとクラークに向ける。
「私が管轄している部隊が警備責任を担っていますからね。王妃陛下の方の騎士達は、私の部下です」
「なるほど、だから案内してくれたんですね――あっ、鼻血止まって良かったですね!」
「お前もいりますか?」
「大丈夫ですっ、鼻血対策で一枚持ってきてます。準備万端です!」
アメリアは、えへんと胸を張って予備のハンカチを見せてやる。
後ろの警備兵達が、ますます顔色を悪くしている。
相手は近衛騎士隊長と、第二王子の婚約者だ。部外者だとして追い出せない。しかし――。
「意味が分からない……」
「参加許可をもらえばいいのに、なぜ茂みから……」
呟いた兵たちだけでなく、警備兵たちは全員思っている。
「ミッシェル様、どこにいっちゃったんでしょうか」
アメリアは、まだ戻ってこないなーと額に手を添えて会場を窺う。
「恐らくは、王妃陛下のところでしょう。仲が良く、ご一緒されているディゼル王国の大公へご挨拶に向かわれたかと」