観念して、俺のものになって


「んっ、んん」

白肌に残る所有印と噛み跡を無骨な指で撫でれば、くすぐったいのかふるりと首を左右に振っている。


その姿が可愛いと思いつつ、俺は新たに赤い花を散りばめて、その度にまひるが甘い声を上げるので気分が持ちあがる。

我ながら単純だ。


「まひる。俺の名前をよんで」

「んあ、つ……ぅ、つむぎ、さん」


つい先日まで知らなかった俺のことを、
きみは知って受け入れてくれている。


俺は彼女の温度を確かめるように、手を這わせている。

その現実がたまらなく愛おしくて、幸福で、心の奥底まで、満たされていく。



この先どんな障害が待ち受けようとも、

ふたりを引き裂く出来事があったとしても

別れる気は更々ない。


まひるは頭の天辺から足の爪先まで、
余すとこなく全て自分のものだ。


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